サイトウさんです。
臨床触診技術~Clinical Palpation Techniques~以下略して、CPTと題し、触診の上達と触診を行う意義について前回から述べさせて頂いております。
そこで、今回は、前回お伝えした触診上達の公式も含めた、触診上達のコツをお伝えさせて頂きます。
もくじ ※この記事は約4分58秒で読めます(がんばれば)
① 触診上達のコツ
② 個体差を意識する
③「局所解剖学」の重要性
④ 触診に必要な知識
① 触診上達のコツ
単刀直入に結論から申します。
触診上達の大原則は、「対象物をイメージする」 ことです。
なぜなら、私たちは「知らないものを感じることはできない」 からです。
触診を行う対象の構造の形状、位置、周囲との空間的な関係などを視覚化できないと触診を行うことは絶対的に困難です。
例えるならば、目隠しをして触診をしているようなものです。正確に触ることが難しいのも無理はありませんね。
② 個体差を常に意識する
私たちがいつも見ている解剖学書に記載されている絵は、平均的な構造を示したものであり、全てがあの絵のように形づくられているわけではありません。
私たちが実際に出会う対象者は一人一人個体差が存在するということを常に意識しないといけません。(例:性差、体格差、年齢差、生活背景、コンディション など)
この世に全く同じ人間など存在するはずがないのですから。
③「局所解剖学」の重要性
前回お伝えした触診上達の公式は覚えていますでしょうか?
【局所解剖学】×【テクニック】×【経験】
先ほどの「対象をイメージする」、そして「個体差を意識する」といった内容は「局所解剖学」をとことん突き詰めていくことに繋がります。
それにより触診能力は格段に飛躍することは言うまでもありません。
繰り返しになりますが、もう一度だけ、
知らないものを感じることはできません。付け加えるならば、感じられても、認識できません。
④ 触診に必要な知識
最後に次回の予告も含めて、以下に「触診に必要な知識」をまとめておきます。次回はこの部分に注目してお伝えさせて頂きます。
触診に必要な知識
①解剖学 ②運動学 ③生理学
本日はここまでとさせて頂きます。
P.S:実はほとんどの方がお気づきだと思いますが、このブログ、何一つ難しいことは書いておりません(笑)
原理はシンプルです。あせらず一歩ずつ進んでいきましょう。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた!!